提案事例 ~ねじ開発ストーリー~

M24の鍍金付き全ネジ

弱電/強電

ご要望

「M24の全ネジに鍍金を付けてナットを入れられないだろうか?」

POINT

  • 鍍金業者様との綿密な連携

完成までを振り返って

鍍金業者様との試行錯誤を、担当者が語ります。

―M24の全ネジに鍍金を付けると?

-後藤部長

「ほとんどのバレル鍍金業者さんは”大量生産”、”低コスト”を目標に設備投資されていると思います。しかし、それによる弊害も産まれてたんですよ。」

-黒木製造部長

「一本一本の品質、いわゆるねじで言うところのナット嵌合にバラつきが出来たわけです。」

-池田

「通常このネジサイズで鍍金を付けると打痕が付いて、締める時に手を痛めてしまいますしね。」

―方々を回った末に「量産は難しい」との返事

-池田

「お客様もいろんな業者様を回って断られたようでしたね。」

-後藤部長

「このネジほど嵌合が良好なものを作るのは朝日押捻子製作所はもちろん、鍍金業者様でも今回初めてで。」

-黒木製造部長

「試作だけで100キロぐらいを作ってようやく成功の感触を掴んだほどやったな(笑)。」

―成功の秘訣は?

-黒木製造部長

「朝日押捻子製作所は品質第一に鍍金業者様とお付き合いしてきました。その鍍金業者様でも”こんなケースは初めてや”って。」

-後藤部長

「打ち合わせに打ち合わせを重ねてようやっと。バレルへの大きさや投入量、浸水時間、回転量…それぞれをいい案配に調整するんですよ。さらに秘密要素を組み合わせて嵌合が実現したわけです。」

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―気になるお客様の反応は?

-池田

「お客様もナット嵌合がこれだけ良好なネジは初めてやって喜んでいただけましたね。」

-後藤部長

「そうそう。もちろん、ねじ下径を細くして鍍金をつけたりはしてませんよ(笑)。」

対談風景
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