No. 73モーションタイト M3 M4
加工目的
- ゆるみ止め
加工種類
- ゆるみ止め(モーションタイト®)
サイズ | M3 M4 |
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材質 | SCM435 |
特殊ねじ製造のPOINT
弊社ホームページをご覧になられたお客様から『機械の摺動面にモーションタイトを使用したいのだが、M3、M4は可能ですか?』と問い合わせがございました。近隣であったので早速出向いて打ち合わせを行いました。何とゴルフカップの半自動ボール取り出し装置ではありませんか!!!
→Golfcup Lifton!
早速サンプルトライのために試作、納期もあるため量産も同時進行で行いました。弊社敷地内の庭に装置を植え込み、1日200回の取り出し作業を行い緩みを検証をしました。地面の中で使われるねじなので、耐食性も心配になりました。
数か月を経て、装置を取り出し、ねじの緩みを調べたところ1本も緩んではおりませんでした。更に植え込みから約一年、錆びの進行具合も検証したところ、頭部は錆びの発生は見られましたが、モーションタイトの命であるはねじ山は無事でした。
販売もスタートして間もないので、弊社としても売れる商品になることを切に願っております。
他のゆるみ止めボルトとモーションタイト®との比較
コストが大幅に少なく済みます。 |
特殊なナットやワッシャーが必要です。ボルト単体ではゆるみ止めの効果がありません。 |
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モーションタイトは通常のボルトと同じように扱うことができるため、再利用が可能です! |
接着剤を利用した固着式のゆるみ止めボルトは再利用はできません。 |
ゆるみ止めボルト「モーションタイト®」の特徴がコストダウンにも貢献
ねじにかかる負荷のばらつきを抑えたことにより、モーションタイト®の疲労強度は1.2倍~1.4倍と標準品では考えられない”強度の増加”を実現いたしました。疲労強度が高いのでボルトの本数減少、ダウンサイジング、交換時期の延長などの理由からコストダウンが可能となります。(JIS規格・ISO規格の公差に準じているため標準品との交換が可能)
ゆるみにくさを実現したモーションタイト®ですが、製造は特殊な工程が必要というわけではなく、転造加工で行うことが可能なため低コストかつ高品質です。
接着剤を必要とせず、金属の弾性力が保持されている間は再使用が可能なためコストダウンに繋がります。
(※負荷の大きい環境で使用される場合は、再使用せずに新しいボルトと交換する必要があります。)