特殊ねじ製造のPOINT

以前に別のねじ製造の依頼をいただいた商社様から長尺ボルトに関するご相談がありました。

その長尺ボルトは車両のエンジンカバーを取り付けるためのものでした。振動が多い箇所でもあるため高い強度が求められます。ご要件を詳しく確認すると強度4.8では不十分で今回のボルトは強度8.8が必要でした。また、ワッシャーを組み込む必要もありました。長尺ボルトへのワッシャー組み込みの自動化はできないためすべて手作業で対応することにしました。

また、難易度が高くて苦労した点はもう一つありました。長尺であるため熱処理を行う際にどうしてもスプリングバックが生じてしまい若干曲がってしまいます。それを補正し確認・検品することも容易ではなく苦労したポイントですが、ご要望通りの長尺ボルトに仕上げることができました。