No. 56プラスではなく(-)にスリ割り加工したタッピンねじ
加工目的
- 効率化・省作業
- 美観
加工種類
- すりわり加工
- 切削加工
サイズ | |
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材質 | 18A |
特殊ねじ製造のPOINT
オーダーメイド家具を扱うメーカー様より、「既製品では頭部が+の形状しかないので-の形状のねじを製作して欲しい」という要望をいただき製作を行いました。+の形状は冷間圧造で製作できるものの、-の形状は昔ながらのすりわり機でないと加工できないため、これまで相談したねじメーカーからは断られ続けているとのことでした。
弊社で新たに金型を製作すると費用が高くなってしまい、お客様の費用感に合いませんでした。そこで、弊社では協力会社から金型を借りて製作することで、お客様の予算に合わせたねじを製作することが可能となりました。
余談ですが、なぜ頭部の形状を+から-にされることにこだわるのかお聞きしてみました。すると「+の形状の場合、何度もドライバーで開け閉めをし続けるとドライバーがプラスビットに合わなくなってしまう (なめてしまう)。だからなめにくい-の形状にすることでその家具を長く大切に使って欲しいと思っています。」とのことでした。お客様の家具への強いこだわりを聞いて、私たちもなんとか実現したい!と、より一層奮闘することができました。